こんにちは!
メルボルンで育休移住中のmamaellyです。
我が子たち、肌が弱い。
長男くんと次男くんはアレルギー体質で湿疹になりやすいし、長女ちゃんは慢性の蕁麻疹なんだよね〜
子どもたちの肌トラブルにはすごく悩まされているのですが、今回はオーストラリアで購入したステロイド剤をシェアしてみます!
\日本から持ってきたおくすりが切れちゃった〜!/
- オーストラリアへの処方薬/市販薬の持ち込み方法
- 『くすりのしおり』の使い方
- 一般風邪薬や軟膏などを薬局で買う方法
- 市販で手に入るステロイド剤はコチラ!
持病の薬や市販薬を持ち込む方法
旅行保険に加入し、病院へかかることができるとはいえ使い慣れた薬を持っていくと安心ですよね。
旅行や移住をする前に普段使っている薬を整理して、必要であればかかりつけ医に処方してもらったり、飲み慣れた市販薬を買っておきましょう!
ただし、持ち込み制限に厳しいオーストラリア、薬にもいくつか注意点が。
- かかりつけ医に医薬品名と処方量を明記した英文の処方箋や診断書もらっておくこと
- 医薬品は調剤されたそのままの状態、また市販薬はそのままのパッケージで持ち込む
- 持ち込み可能な量は原則最大3ヶ月
- 入国時は必ず税関申告を
- 持ち込む薬はすべて手荷物の中へ(郵送不可)
- 薬の使用は自分と直近の家族だけ
英文の処方箋や診断書はかかりつけ医に相談を
持ち込む薬は入国時すべて税関申告が必要です。
自分で薬の説明ができればいいのですが、専門用語が多くなり難しいですよね〜
英文の処方箋や診断書を提示できればそれがいちばん確実。
持病があったり病院へ行き処方してもらう薬がある場合は、英文の処方箋や持病の診断書を出してもらえるか相談します。
薬の成分表だけなら、調剤薬局で処方してもらうときに聞いてみても◎
またそれは、万が一現地の病院へかかるとき、説明に大いに役立ちます。
今回、長期に育休移住するため子どもたちの常備薬を耳鼻科と皮膚科で3ヶ月分処方していただきました。
それぞれ、英文の処方箋がお願いできるか聞いてみたら・・・
めずらしい薬ではないし、ネットで成分の英訳が見られるから調べてみて、とのこと!
(たしかに診断書1通取るのに数千円かかるからね・・・)
『くすりのしおり』でも英訳を探せる
というわけで、調べてみたらくすりの適正使用協議会が運営する『くすりのしおり』というサイトがありました!
病院で処方された薬の名称などを入力すると、成分や作用、用法容量、注意事項などが一覧となっていて、調べた薬に英語版がある場合はその英訳が手に入るのです。
なんて便利か。
申告の際、係官に質問された場合に薬の説明が必要なので、この画面をプリントアウトして携行するのが楽チン!
とくに大きな持病、とまではいかずアレルギー体質で中耳炎や皮膚疾患にかかりやすいということで今回の育休移住で持ち込み申告する薬の説明は『くすりのしおり』にお世話になりました!
薬の外箱などパッケージはそのままで
パッケージから出してしまって、子どものラムネか薬か分からなくなるよりは、買ったままの状態で提示した方がはるかに分かりやすい、のはいうまでもなく(笑)
バファリンやルルなどの市販薬には、その用途を箱に英語で書き込んでおけばOK!
申告時もそれらを見せるだけで通してもらえることが多いでしょう。
<参考>
- 頭痛/headache
- 風邪/cold
- 解熱剤/antipyretic
- 鎮痛剤/painkiller
- 花粉症/hay fever
- アレルギー性鼻炎/allergic rhinitis
- 副鼻腔炎/sinusitis
- 湿疹/eczema
- 目薬/eye drops
- 軟膏(塗り薬)/ointment
- 湿布/poultice
- ぜんそくの吸入薬/Inhaler for asthma
- 酔い止め:motion sickness
持ち込める量はそれぞれ最大3ヶ月分
特別な事情がない限り、おそらく日本で処方してもらえる薬も最大3ヶ月分という病院がほとんどなのではないかと思います。
今回1年ほど海外に滞在するということを伝えて薬の処方をお願いしましたが、「3ヶ月分は出せるけどあとは現地の病院に相談して」とのことでした。
3ヶ月分以上を持ち込みたい?
『オーストラリアでは手に入らない薬である』など特別な理由がない限りはむずかしいようです。
そのような理由がある方は『特例の許可申請』を行いますが、もちろん英語。
ほとんどの方は日本と同じ成分の薬がオーストラリアでも購入できるはずなので、とりあえず手元に置いておける『3ヶ月分』を守る方がよさそうですね。
持ち込み禁止または許可が必要な薬
通常の旅行や移住生活を送る上では、一般の方は持たないような医薬品です。
持ち込み禁止または許可が必要な医薬品の確認や3ヶ月分以上を持ち込みたい方は、在日オーストラリア大使館ウェブサイトを参照してください。
サプリメントやビタミン剤は?
市販されているもののほとんどが持ち込めます。
成分の中に、上記リンク内に該当する禁止物質や医薬品が含まれていないことを確認しましょう。
サプリ類はオーストラリアでも安く手に入れることができるよ〜!
入国書類は正しく記入して申告を
医薬品はオーストラリアの厳しい食物検疫の対象です。
機内で配布される入国カードの以下の項目に「はい」を選択します。
物騒なモノが並んでいて一瞬戸惑いますが(笑)
入国カードにひとつでも「はい」がある場合は、申告するレーンへ並ぶよう言われるだけなので大丈夫。
申告したい薬をすべて見せましょう。
サラっと通してくれました。
この申請を忘れて抜き打ちチェックなどを受け薬が見つかると、常備薬でも没収や重い罰則または罰金が科せられることがあるので要注意!
薬局でステロイド剤が買える!
ロコイドとデルモゾール
さて、今回持ち込んだ子どもたちの処方薬ステロイド剤(皮膚の塗り薬)は2種類。
(画像は『くすりのしおり』サイトから)
湿疹に悩まされている方にはお馴染みのステロイド軟膏でしょうか。
我が子たちは保湿クリームのあとに、ロコイドを顔に、ロコイドより少し作用の強いデルモゾールを全身の荒れているところに塗って使っています。
日本にいるときはあまり意識してなかったけれど、およそ3ヶ月分が本当にピッタリなくなってしまい、病院へかかる前に薬局で購入できるか聞いてみました。
『くすりのしおり』使い方
トップ画面で医薬品や成分の名称を入れる
医薬品や成分の名称を入れて検索します。
バファリンは出てくるのですが、その他ルルなどの商品名では検索できません。
市販薬は外箱に用途を記入すれば大丈夫そうなので、それでも調べるとしたら主成分(たとえば、ルルならアセトアミノフェンとかね。)を検索しておいていいかもしれませんね。
画像を見て同じ医薬品を選択
ロコイドに関する情報が出てきました。
この画面でオレンジ色の『英語版』をクリック。
英語版をプリントアウトしておこう
スマホでスクリーンショット保存でもいいのですが、申告するときに画像を探すのも大変なのでプリントアウトして薬と一緒に保管しておくとスムーズです!
ちなみに以下は『デルモゾール』の情報。
そう、英語版がまだない薬もありますが・・・
よく見ると主成分だけ英語表記してくれています。
これだけでも、申告時や薬局/病院などで説明したいときには使える情報。
しっかり保存しておきましょう。
調剤薬局の薬剤師さんに相談しよう
街中にはメジャーな調剤薬局から小さな薬局まで、賑わった通りに行けば必ずあるので移住するエリアが決まったらチェックしておきましょう!
よく見かけるのはコチラの薬局。
通りを歩いていても、すごく分かりやすいドラッグストアで品数も安さもピカイチ!なんですが、とにかく通路が狭い(笑)
ベビーカーに優しい街ですが、店内はさすがに全くすれ違えません。
そんな調剤薬局には、商品を買うレジと別に調剤カウンターがあるのでそちらの白衣を着た薬剤師さんに声をかけ、持参した薬の説明書を見せると同じか似た作用のある市販薬を出してきてくれます。
なかなか『ointment(軟膏)』なんて発音する機会ないですよね。
助かりました・・・!
ロコイドは買えるけど
出してもらったのはコチラ。
(ハシゴして購入してみました。)
どちらも約10豪ドルほどでそんなに高くない!
成分は同じ。
(パッケージが違うけど同じメーカーのものでした。)
デルモゾールは買えない
もともと処方してもらった薬だし、ちょっと予想はしていたけど『デルモゾール』に関しては医師の処方箋がないと出せない、とのこと。
私たちは乾燥する都市メルボルンで生活しているので、病院へ行こうかなと思っていますが、時期が時期なので(コロナ禍・・・涙)
ロコイドで様子見です。
ステロイド軟膏の使用感
お風呂上がり保湿をしたら、いざ!
色やニオイはロコイドと似ている・・・けれど、伸びはコチラの方がゆるくて塗り広げやすい感じ。
ステロイドの成分量はロコイドと同じなので、そのほかの軟膏成分が多いのかな。
もうひとつのステロイド軟膏も全く同じでした!
(メーカーいっしょだしな。笑)
顔に使えるくらい弱めなので、子どもたちの身体の方は効き目が薄い。
それでも、痒みを抑えて掻き壊してしまうのをなんとか防ぐためなので、身体の方が成長するまで我が家の必需薬です。
\薬の英語説明を調べる/
- 移住/旅行前に使用している薬を確認しておこう!
- 『くすりのしおり』で医薬品の英訳を手に入れよう
- オーストラリアへの薬の持ち込みは最大3ヶ月分
- ステロイド軟膏は薬局で買える!
肌トラブルに欠かせないステロイド。
かかりつけの先生と相談して適切に使いたい、我が子たちにとっては大事なお薬です。
病院へかかるのが安心だけど・・・
成分が分かっていてる同じお薬が薬局で手に入るのは、助かりますね!